
ついにThinkPad X1 Nanoを買いました!今まで使っていた魔改造版X61と比較しながらレビューしてみようと思います。
購入したモデルのスペック
OS | Windows10 Pro 64bit |
CPU | Core i5-1130G7 1.8GHz |
RAM | 8GB |
SSD | 256GB |
ネットワーク | Wi-Fiのみ LTEなし |
液晶 | 2K(2160×1350) 非光沢IPS |
一番安いモデルです。
サイズ比較

X1 Nanoは292x207x13mm X61は268x211x20mmで、X1 Nanoが横に広いです。縦はほぼ同じ。

使用した感じ
スペック
発売年に10年以上の開きがあるのでスペックは圧倒的に高くなりました。最低画質ならApexもギリ動きます。しかし,Visual Studio Codeを使った軽めのコーディングや,Chromeでのブラウジング程度だったら大きな体感速度の差はありません・・・。
しかし,今回メモリ8GBモデルを購入したのですが,しばしばメモリ使用率が90%程度まで上がります。また,原因がわからないのですが,20分に1度くらいプチフリします・・・。
液晶・スピーカー
X61のIPS液晶も十分きれいでしたが,さらに上を行く美しさです。ハメコミ合成なんじゃないかって言うくらいきれいです。
スピーカーはDolby Atmosということでしたが,めちゃくちゃ高音質というわけではないです。iPhoneのスピーカーといい勝負ってところです。あとこれは想定外だったのですが,内蔵されているRealtek Audioの出力フォーマットが48000Hzだけしか対応していなかったです。X61は192000Hzまで対応していたので,音質はともかく,スペック自体はダウンしています。
ちなみに,内蔵の立体音響機能をオンにするとVol60辺りから音割れします。
バッテリー,携帯性
バッテリーの持ちは普通に使っていても5~6時間は持ちそうです。X61は標準バッテリーだとせいぜい2時間程度でしたので,かなり使い勝手がよくなりました。
持ち運びに関しても,やはり1kgを切る軽さは強いです。鞄に入れても存在感があまりありません。
拡張性
拡張端子はThunderBolt4が2個のみです。かなり攻めた構成なので最初は不安でしたが,外ではデータをOneDriveに保存すれば良いですし,家ではハブを使えば全く問題ないです。むしろGPUボックス,DisplayPort,HDMIなど多種多様な接続が出来るようになったので,X61より拡張性は上がったと言えるのかもしれません。これに関しては,心配の必要はないと思います。
キーボード・TrackPoint
ここが問題です。
キーボードはMacbookのような浅いストロークのキーボードで,7列キーボードやX230以降のアイソレーションキーボードと比較してもかなり打鍵感はマイナスです。打ち心地はライバル機である富士通のUHシリーズのほうがいいと思います。
トラックポイントは最悪です。使っていると謎のひっかかりが起こりマウスポインタが飛び飛びで動きます。まともに使えないのでトラックパッドをオンにして使っています。トラックポイントのためにThinkPadを使っているようなものなので,何とも言えない気分です。どう考えても実用前提の仕上がりではないので,多分LenovoはTrackPointのことをただの飾りだと思っているんだと思います。いずれTrackPointは機能を持たなくなり,デザインのワンポイントに過ぎない存在になるでしょう。修理に出すか迷っていますが,改善しないと言っている人が大多数なので少し諦め気味です。
↑5月に修理に出しましたがキーボード部品が交換されて直りました。初期不良だったのか?修理センターはかなりしっかりしていたので、症状に悩んでいる方は一回修理に出してみるのもありかも。
買いか?
結論 買いじゃない
あまりスペックに不満を持っていなければ買い替える必要はないと思います。X61ユーザーもまだ買い変え時ではないでしょう。Core2Duoじゃもう限界!!って人はDELLのXPSシリーズがおすすめですよ。